第2回日本子どもパネル調査(JCPS)2011 の概要
・調査の対象
KHPS2011調査(KHPS第8回調査)協力者より、2011年3月時点で小学校あるいは中学校に就学する子どもをもつ者 (親) とその子ども(1995年4月2日~2004年4月1日生まれの男女)を対象としました。
・調査の期日
2011年4~5月に実施しました。新学年に入ってからの調査となったため、調査票の表紙には4月以降の学年が記されいますが、入力データ上では3月までの学年扱いとしています。
・調査の方法
KHPS2011調査票最終ページにて、JCPS2011への協力意向を尋ねました。協力を表明した家庭に対し、子ども票・親票・謝礼(図書券)を郵送し、各家庭で実施してもらい、郵送回収しました。
個人結果開示希望者 (親) には、ウェブ上で、ユーザIDとパスワードから、個人結果を閲覧できるようにしました。
・調査の構造
調査票2部 (子ども票と親票) から構成されています。①子ども票:子どもが回答する、数学・国語・推論の基礎学力テストと、学校と学び、QOLなどに関するアンケートです。
*数学・国語の学力テスト問題は、学年ごとに異なります。*推論テスト問題は、小1~小3、小4~中3で共通です。
*アンケート項目は、学校と学びについての質問は、小1~小3、小4~中3で共通です。
QOLについての質問は、小3~小5には「改訂版Kid-KINDL 8-12歳用子ども評定QOL尺度」を、小6~中3には「改訂版Kiddo‐KINDL
13-16歳用子ども評定QOL尺度
を導入しています。http://kindl.org/ を参照してください。
市民性についての質問は、中1~中3に導入しています。
*子どもがひとりで回答すること、学力テストは20分間計測し時間内で回答すること、回答後の調査票は子ども自身が封緘し親に渡すことを
インストラクションで指示しています。
②親票:親が回答する、全学年共通の、教育環境、子育て、子どもの社会性に関するアンケートです。
*子どもの社会性についての質問(問21)は、「子どもの強さと困難さアンケート」(Strengths and Difficulties Questionnaire: SDQ尺度)を導入しています。 http://www.sdqinfo.org/ を参照してください。
*親は子どもひとりずつについて回答します。
・回収率
対象となった世帯数は730、協力を表明した対象者数は477、有効回収世帯数は434、世帯単位の協力率は59.5%でした。対象となった子ども数は1126、有効回収子ども票数は659、有効回収親票数は660、子どもを単位とし、どちらかを有効回収したケースから
求めた協力率は58.8%でした。
第2回(JCPS2011)調査票
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