ごあいさつ

調査にご協力いただいております対象者の皆様へ

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より、慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターが実施するパネル調査にご協力いただき、心より感謝申し上げます。
慶應義塾大学は政治、経済、文化、健康医療、科学技術、その他さまざまな分野にわたり、学術研究を通して、社会の発展に寄与してまいりました。
本センターは、急激かつ複雑に変化する経済社会の現状を把握し、適切な政策提言を行うため、皆様の継続的なご協力によるパネルデータを収集し、分析を行う研究拠点として発足いたしました。
パネル調査とは、同一の家計や企業といった経済主体を長期にわたり追跡する調査です。これにより各世帯・各個人の行動の変化や経済状況の変化を把握することが可能となります。
皆様は、日本にお住まいの方の正確な縮図となるよう、統計学に基づいた方法で選ばせていただきました。皆様お一人お一人のご協力により、日本の変化の縮図が毎年正確に把握されています。

皆様方にご協力いただいております調査データは、日本の経済社会の変動を解明する重要なデータとして、国内外の研究者に活用されております。
経済協力開発機構(OECD)による所得の国際比較研究においても、日本の代表的なパネルデータとして本調査データが使用されるなど、その活用範囲は年々広がりを見せております。これもひとえに、皆様方からのご理解ご協力のたまものと感謝申し上げます。

本センターのホームページ刷新に際し、皆様との接点を大切にし、皆様へのメッセージと情報提供のために、新たに「調査対象の皆様へ」という欄を設けました。今後、皆様のご関心やご質問にお答えできるような内容を充実させたいと考えています。

日本の学術研究と、正確なデータに基づくよりよい政策の実現のために、引き続き、皆様のご協力をお願い申し上げます。

パネルデータ設計・解析センター長
商学部教授

山本勲