本センターについて

パネルデータ設計・解析センターについて

パネルデータ設計・解析センターは、わが国におけるパネルデータに関する研究分野の中心的な役割を担っていくことを目的に設立された研究教育組織です。

パネルデータは、今や社会科学分野の研究において必要不可欠な研究資源となっています。同一主体を長期間にわたり追跡調査することで得られるパネルデータは、政策の評価や制度変更の効果を把握するばかりでなく、さまざまな事象における因果関係についてより精緻な分析を可能としてくれます。

本センターでは、経済学をはじめ他分野の研究者が参加し、パネルデータを得るための調査票を設計し、調査から得られたデータを自ら解析することで、多くの研究業績を輩出しております。パネルデータの蓄積には、多数の調査対象者からのご協力が不可欠であり、貴重なデータの最大限の活用を目指し、個人情報の秘匿に十分配慮したうえで、国内外の研究者に向けてデータの公開も行っております。

本センターは、パネルデータを専門的に取り扱う国内屈指の研究機関として、質の高いパネルデータを構築するとともに、わが国の社会科学分野における研究基盤の強化に寄与することを目指します。

慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所
パネルデータ設計・解析センター長
商学部教授

山本勲