データの利用方法

利用資格・要件

  • 慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センター(以下、本センター)では、非営利・学術目的での利用に限り、国内外の大学または国公立・民間研究機関に所属する研究者・大学院生・学部生(研究生・研究員等も含む)*等に、本センターが公開している個票データを提供します。
    「新規開業パネル調査」、「消費生活に関するパネル調査(JPSC)」地域データについては学部生の利用はできません。
  • 利用に際しては、誓約書に記載された事項に従うことを義務付けています。誓約事項に違反した場合には、データの利用を禁止させて頂くことがありますので、ご注意ください。

データ公開の基本方針

1.公開スケジュール

「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」の個票データの公開は、原則として調査実施期間の1年後以降とします。

2.提供データの秘匿処理(「JHPS/KHPS」・「GEES」について)

個票データの提供においては、調査対象者の方の秘密を守ることが前提になります。そのため、提供されるデータにおける地域符号は全国8地域(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)のみとし、都道府県、市区町村の符号は削除してあります。また、JHPS/KHPSにおいては、2015年1月から調査対象者の「生日」についても秘匿処理を行っております。

3.データの提供方法と費用

調査個票データの提供は、原則、インターネット上でのダウンロードによるものとします。利用希望者は、本センターのデータ申請・管理システム(Data Management System、 以下、DMS)から利用申請をしたのち、本センターが利用承認した場合に限り、DMSよりデータをダウンロードできます(JHPS-CNEFはInvestigatorからダウンロードとなります)
データ利用に際して費用は掛かりません。
利用申請の際、学生の方は学部生か大学院生のどちらかに必ずチェックを入れてください。研究生・研究員・ポスドク等は大学院生にチェックを入れてください。
提供されるファイルには、調査個票データとともに、調査票(PDFファイル)、変数対応表(Excel形式)、単純集計表(Excel形式)(日本子どもパネル調査除く)が含まれています。なお、提供される調査個票データのファイル形式はカンマ区切り (CSV) のテキストデータ (*.csv) です。

マニュアル

詳細な利用方法は、次のマニュアルをご参照ください。マニュアルは適宜改定いたします。

申請の流れ

1. データ申請・管理システム(Data Management System, DMS)から利用申請

本センターホームページ右上の「新規登録/ログイン(データ申請・管理画面へ)」よりアカウント登録を行った後、申請画面の指示に従い、プロジェクト申請を行ってください。

受領した利用申請に基づいて、利用の可否を審査します。審査の結果はご登録されたメールアドレス宛に電子メールにてご連絡いたします。プロジェクト申請から審査結果のメールが届くまでには日数を要することがありますので、研究計画を立てる際には十分余裕を持ってください。

※登録されたメールアドレス宛に、データのリリース情報や当センターが主催するコンファレンスやセミナー等の情報を送信することがございます。情報提供がご不要の場合は、DMSプロフィール変更画面で「お知らせメール」を「受信しない」に設定してください。(「受信しない」を選択していても重要なメールは送信されることがあります。ご了承ください)

2.データのダウンロード

本センターでの審査を経て、利用承諾が得られた場合に限り、DMS上で申請データをダウンロードすることができます。DMSにログインし、必要なデータをダウンロードしてください。利用期間内であれば、回数に限りなく申請したデータをダウンロードすることができます。

3.データの利用

提供された個票データを利用して、分析を行ってください。

提供されたデータ、資料等について誤りがある場合、本センター事務局までお知らせください。

なお、データの詳細等については、原則として本センターwebサイト内に記載されている事項およびダウンロードしたファイルに収録される関連資料のみで判断することとし、利用者が加工することによるデータの解釈については利用者当人の責任によるものとします。

なお、学術誌あるいは学会等で分析結果を発表する際は、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターから各データの個票データの提供を受けた旨を必ず明記してください。

例: 本稿の分析に際しては、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターによる「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」の個票データの提供を受けた。

Example: The data for this analysis, Japan Household Panel Survey (JHPS/KHPS), was provided by the Panel Data Research Center, Institute for Economic Studies, Keio University.

4. 利用承認期間終了まで(申請が承認された日から1年以内)

利用期間は原則として申請が承認された日から1年以内とします。ただし、学生は当該年度末までの利用となります。
利用承認期間の終了する日までにダウンロードした個票データは必ず消去してください。

5. 研究成果登録

利用承認期間終了時には、DMSにログイン後、研究成果登録画面の指示に従い、本センターが提供した個票データを用いた分析結果について必ず登録してください。研究成果報告は利用期間中、データ利用承認期間満了日後も受け付けています。
提出できる研究成果がない場合や、データを利用しなかった場合も、必ずその旨をご報告ください。
研究成果登録が完了していない場合は、次回データの利用申請を行うことができません。

利用手続

1.利用申請画面

1) データ申請・管理システム(DMS)にログイン
本センターホームページ右上の「新規登録/ログイン(データ申請・管理画面へ)」より、アカウント登録後、DMSにログインをしてください。

2) プロジェクト作成
DMSトップページの「プロジェクト追加」ボタンより、申請するプロジェクトの内容を入力してください。
※プロジェクト申請前に必ずプロフィールを最新の情報に更新してください。

3) プロジェクト情報画面の入力

  • 研究題目
    研究内容を特定するのに最も適切な題目を記入してください。
  • 利用する質問項目
    申請データの調査票を参考に、利用予定の質問項目について該当箇所を明示して記入してください。
  • 研究の目的
    研究の目的および予想される結果と意義について、なるべく詳しく、具体的に記入してください。
  • 研究計画・方法
    研究目標を達成するための研究計画・方法について具体的に記入してください。
  • (学生の場合)推薦者
    申請者が大学院生・学部(研究生・研究員等も含む)の場合は、推薦者の欄に推薦者情報(氏名、所属、メールアドレス)を入力してください。推薦者は所属機関の長(学科長、学部長、学長など)、指導教員、あるいは当センターの研究分担者とします。審査の際に、本センターより推薦者に推薦の可否について連絡するので、推薦者には推薦の依頼をしておいてください
    推薦者も事前にDMSに登録している必要があります。
  • (学生以外、申請者の他に責任者がいる場合)プロジェクト責任者
    プロジェクト責任者情報を記入してください。プロジェクト責任者も事前にDMSに登録している必要があります。

4) プロジェクトメンバーの登録
申請データを利用して共同研究を行う場合、データを利用するプロジェクトメンバーを登録してください。
プロジェクトメンバーは、事前にDMSへの登録が必要です。未登録の場合、この画面から招待メールを送信できます。

5) 申請データの登録
利用を希望するデータを全て登録してください。
利用可能データは、データ一覧ページをご覧ください。
*「新規開業パネル調査」、「消費生活に関するパネル調査(JPSC)」地域データについては学部生の利用はできません。
*データは最新のものを利用するようにしてください。何らかの理由で旧データを必要とされる場合は「研究計画・方法」欄に旧データの利用理由をご記入ください。

6) 確認画面
申請内容の確認画面が表示されます。

7) 誓約書
「同意します」にチェックをいれたうえで、「申請する」をクリックしてください。これにより誓約事項を了承して申請いただいたとみなします。

誓約書

慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センター
センター長 山本 勲 殿

慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所「パネルデータ設計・解析センター」において提供するデータの利用にあたって、以下の事項を遵守することを誓約します。

  1. 「パネルデータ設計・解析センター」(以下、センター)において提供するデータ(センターが実施している「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」、「消費生活に関するパネル調査(JPSC)」やセンターが寄託を受けた「新規開業パネル調査(日本政策金融公庫」など)(以下、「本データ」とする)は、プロジェクト申請画面において申請者が記載した研究目的にのみ利用し、学術目的以外には利用しません。
  2. 本データの利用にあたっては、調査対象の秘密保護を図り、個々の調査対象を特定しようとする行為、個々の調査対象が識別できる形式での発表は一切しません。また本データに含まれる地域情報に関して、都道府県、地域ブロックが特定される形式で発表は致しません。
  3. 本データは申請者およびプロジェクトメンバーだけが利用します。
  4. 本データを第三者には提供しません。
  5. 認められた利用承認期間が終了する日までに、本データ及びそのコピーを消去します。
  6. 認められた利用承認期間が終了する日までに、所属・身分の変更があった場合は、ただちにデータ申請システム(以下、DMS)上よりセンターに報告します。
  7. 本データの分析に基づいて論文等を発表するときは、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターから本データの提供を受けたことを記載し(センターが寄託を受けたデータについてはその寄託者についても記載する)、発表した論文等研究成果物をDMS上よりセンターに提出します。また学会で報告した場合にはその内容についてDMS上よりセンターに報告します。
  8. 本データの分析に基づいて論文等を発表する場合、その論文等の著者(共著者を含む)は本データの申請者、共同利用者として認められた者に限り、それ以外のものを著者に加えることはしません。
  9. 本データの利用により何らかの不利益を被ったとしても、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターおよびデータの寄託元の責任は一切問いません。

以上の誓約が守れない場合、慶應義塾大学が法律上の手続きをとることに異存はありません。

※ 本データの提供を受けた旨を記載する際には以下の例を参照してください。

例(センターが実施する調査の場合)
本稿の分析に際しては、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターによる「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」の個票データの提供を受けた。

例(センターが寄託を受けたデータの場合)
本稿の分析に際しては、慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターから、日本政策金融公庫総合研究所より寄託されている「新規開業パネル調査」の個票データの提供を受けた。

※センターが寄託を受けたデータを利用した場合は、提出のあった論文等は慶應義塾大学 経済学部附属経済研究所パネルデータ設計・解析センターから寄託者に提出します。

2.研究成果報告画面

1) データ申請・管理システム(DMS)にログイン
本センターホームページ右上の「新規登録/ログイン(データ申請・管理画面へ)」より、アカウント登録後、DMSにログインをしてください。

2) 研究成果報告申請
DMSトップページのプロジェクト一覧より、研究成果報告するプロジェクトを選択し、プロジェクトごとに研究成果を報告してください。

3) 研究成果報告画面の入力

  • 研究成果の公表
    研究成果の公表の有無について選択し、研究成果物(論文等)のPDFファイルをアップロードしてください。
  • 研究成果報告
    研究成果物の主要情報(著者名、タイトル、公表の形態、公表媒体名、公表URL、公表(予定)日、要約)について入力してください。なお、論文等のPDFを添付された場合は、「要約」の入力については省略できます。
    研究成果物が複数ある場合は、「研究成果を追加する」をクリックのうえ、研究成果ごとに入力してください。
    提出できる研究成果がない場合や、データを利用しなかった場合も、必ずその旨を「要約」にご記入ください。
    研究成果報告はデータ利用承認期間満了日後も受け付けています。データ利用期間満了後、研究成果報告がない場合は、次回以降、データの利用申請ができなくなる場合があります。
  • 報告された情報の扱い
    研究成果報告に関する情報(著者、タイトル、書誌情報、要約など)は、当センターが提供したデータを利用した研究一覧として、当センターのホームページ上で公開することがありますので、ご了承ください(全文を公開することはありません)。

データ申請・管理システム(DMS)は、日本学術振興会 人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業 拠点機関におけるデータ共有基盤の構築・強化委託業務 による研究成果である。

DMS登録ユーザー情報について

登録されたメールアドレス宛に、データのリリース情報や当センターが主催するコンファレンスやセミナー等の情報を送信することがございます。情報提供がご不要の場合は、DMSプロフィール変更画面で「お知らせメール」を「受信しない」に設定してください。(「受信しない」を選択していても重要なメールは送信されることがあります。ご了承ください)

プロフィール変更画面からご自身でDMS登録の削除が可能です。ただし、完了していないプロジェクトがある場合は登録削除ができませんのでご注意ください。
完了していないプロジェクトとは、利用終了または利用期限満了していない、研究成果登録がされていないプロジェクトのことを指します。

お問い合わせ

ご不明な点がありましたら本センターのお問い合わせ画面よりご連絡ください。
DMSで作成・申請したプロジェクトについてのお問い合わせの際は、プロジェクトIDをご記入ください。

過去のページ

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