新型コロナウイルス感染症に関する特別調査(JHPSコロナ特別調査/JHPS-COVID19)

新型コロナウイルス感染症に関する特別調査(JHPSコロナ特別調査/JHPS-COVID19)の概要

調査の目的

本調査は、新型コロナウイルスという未知の感染症が世界的に流行し、未曾有の事態が生じているなか、人々の生活や意識、行動、心理状態がどういった影響を受けているかを把握し、政策的・学術的な知見を導出する研究の基礎データを構築することを目的としている。日本では2020年4月に第1回緊急事態宣言が発令され、さまざまな行動制限の要請や社会経済活動の縮小が余儀なくされた。そこで本調査の第1回・第2回調査は、パンデミック発生前から発生直後、発生から約半年後の家計行動の変化を同一家計に追跡調査して明らかにするもので、2020年5-6月(第1回)と2020年10-11月(第2回)に実施した。コロナ禍2年目に2021年5-6月(第3回)、2021年10-11月(第4回)を実施した。

調査事項

新型コロナウイルス感染症に関する情報入手経路、感染予防策の実施、経済的支援策への申請、検査状況、主観的影響、健康状態、不安、生活状況の変化、生活時間、睡眠、食生活、運動、飲酒・喫煙習慣、収入・支出、幸福感、満足度、社会の結束や信頼への考え、感染症に関する政策への賛否、子どもの休園・休校の状況、子どもの生活・健康状況、就業状況、労働日数・時間、在宅勤務日数・時間、在宅勤務の効率性、ワークエンゲイジメント、仕事のパフォーマンスなど。

調査対象・方法

第1回調査は2020年2月実施の「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」の回答者5,470世帯に対して調査票を郵送し、3,891世帯からの回答を得た(有効回答率71%)。第2回調査は第1回調査の回答世帯に対して調査票を郵送し、3,244世帯から回答を得た(有効回答率83%)。第3回調査は第2回調査の回答世帯および2021年2月実施の「日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)」の回答世帯に対して調査票を郵送し、3,681世帯から回答を得た。第4回調査は第3回調査の回答世帯に対して調査票を郵送し、3,314世帯から回答を得た。
回答は質問紙への記入・郵送あるいはWEB調査票への入力を回答者が選択する方式をとった。

調査票の閲覧