第3回(JCPS2012)調査について

第3回日本子どもパネル調査(JCPS)2012 の概要

・調査の対象

 JHPS2012調査(JHPS第4回調査)協力者より、2012年3月時点で小学校あるいは中学校に就学する子どもをもつ者 (親) とその子ども
(1996年4月2日~2005年4月1日生まれの男女)を対象としました。

・調査の期日

 2012年2~3月に実施しました。再依頼による調査は、2012年9~10月に実施しました。

・調査の方法

 JHPS2012調査票回収時に、該当する子どものいる世帯に対し、JCPS2012への協力の可否を尋ねる確認票の返信を依頼しました。
 確認票の返信が無かった世帯には、2012年8月、再度協力の可否を郵送で尋ねました。
 協力を表明した家庭に対し、子ども票・親票・謝礼(図書券)を郵送し、各家庭で実施してもらい、郵送回収しました。
 再依頼協力者については、次の学年に入ってからの調査となりましたが、入力データ上では3月までの学年扱いとしています。
 個人結果開示希望者 (親) には、ウェブ上で、ユーザIDとパスワードから、個人結果を閲覧できるようにしました。

・調査の構造

 調査票2部 (子ども票と親票) から構成されています。
 

①子ども票:子どもが回答する、数学・国語・推論の基礎学力テストと、学校と学び、QOLなどに関するアンケートです。

  *数学・国語の学力テスト問題は、学年ごとに異なります。
  *推論テスト問題は、小1~小3、小4~中3で共通です。
  *アンケート項目は、学校と学びについての質問は、小1~小3、小4~中3で共通です。
   QOLについての質問は、小3~小5には「改訂版Kid-KINDL 8-12歳用子ども評定QOL尺度」を、小6~中3には
  「改訂版Kiddo‐KINDL 13-16歳用子ども評定QOL尺度」を導入しています。 http://kindl.org/ を参照してください。
   市民性についての質問は、中1~中3に導入しています。
   進学希望についての質問は、中1、中2に導入しています。
  *子どもがひとりで回答すること、学力テストは20分間計測し時間内で回答すること、回答後の調査票は子ども自身が封緘し親に渡す
   ことをインストラクションで指示しています。
 

②親票:親が回答する、全学年共通の、教育環境、子育て、子どもの社会性に関するアンケートです。

  *子どもの社会性についての質問(問21)は、「子どもの強さと困難さアンケート」
   (Strengths and Difficulties Questionnaire: SDQ尺度)を導入しています。 http://www.sdqinfo.org/ を参照してください。
  *親は子どもひとりずつについて回答します。

・回収率

  対象となった世帯数は595、協力を表明した対象者数は371、有効回収世帯数は342、世帯単位の協力率は57.5%でした。
  対象となった子ども数は888、有効回収子ども票数は490、有効回収親票数は493、子どもを単位とし、どちらかを有効回収したケースから
  求めた協力率は55.5%でした。

第3回(JCPS2012)調査票

  小3調査票 PDF
  親票 PDF