ディスカッションペーパー

Preference Parameter Changes in Life-cycle Consumption Models: the Measurement-error-robust Approach

DP番号 DP2017-007
言語 英語のみ
発行年月 October, 2018
著者 Masamune Iwasawa, Hayato Nakanishi
JELコード D91; D12; C19
キーワード 選好パラメタ;オイラー方程式;観測誤差;大規模災害;局所的一般化モーメント法
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要旨

本研究では非実験データを用いて大規模災害後の選好パラメタの変化を研究した。観測された選好パラメタの変化は非同質的であり、推定結果は測定誤差に関して頑健であった。また、本研究の選好パラメタの推定結果に基づく数値実験の結果は、災害後の家計の消費予測において、選好パラメタの変化を考慮することで、考慮しない場合と比較して予測を正確に出来ることを示唆している。


*本稿では、読者からの指摘に従い原稿に修正を行った。1点目は定常性の仮定に関するもので、以前は東日本大震災前後を含めて定常性を仮定すると記述していたが、震災前後それぞれでの定常性と変更した。また、東日本大震災が、消費等に影響を与えた経路に関して再検討を行った。更に、論文の趣旨を明確にするため、実証結果に関しての記述を加筆した。