コロナ禍における在宅勤務が男女毎の主観的厚生に与える影響:日本の事例
DP番号
DP2022-008
言語
英語のみ
発行年月
March, 2023
著者
カシュウコウ、萩原里紗
JELコード
I31; J16; J22
キーワード
新型コロナウイルス; 性別; 主観的厚生; 在宅勤務; 時間配分
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要旨
1. 2020年2月から2021年2月にかけて実施された第17回と第18回の「日本家計パネル調査(JHPS)」および第1回と第2回の「JHPSコロナ特別調査」のパネルデータを用い、固定効果法および差分の差分法により、コロナ禍における在宅勤務が被雇用者の主観的厚生に与える影響を男女毎に推計した。
2. 分析の結果、コロナ禍における在宅勤務は、男性被雇用者の主観的厚生を有意に低下させたことがわかったが、女性被雇用者の主観的厚生については有意な影響を確認できなかった。
3. また、コロナ禍における在宅勤務は、男性被雇用者の労働時間を有意に減少させ、女性被雇用者の家事育児時間を有意に増加させたことがわかった。